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オリジナルTシャツ対オリジナル美術
オリジナルといっても、Tシャツと美術作品では意味が違うみたいですよ。

「オリジナルを買う」と言えば、美術では「誰かの独創的な作品を買う」意味です。そこがTシャツは違って、「自分で絵を用意し業者に作らせる」という意味なんです。カスタム・オーダー・メイドのことだと気づかず、「うちのオリジナルTシャツは・・・」なんて最初は言っていました。

その「オリジナル」という語が、美術界で壮大な論文テーマになったことがあります。まずオリジナルの意味が大きく二つありまして、「独創性、個性」という内容面の話と、「この個体、同一性」という物理面の話、という二つ。

「独創性」は、模倣やインスパイアの話題で使います。モノマネ、パクリの是非論なんてのは、音楽やアニメの話題でもよく出ますよね。古典的な言い方をすれば、「オリジナル対エピゴーネン」。

いっぽう「この個体」の方は、贋作(がんさく=ニセ、フェイク)を論じる時に使います。特に人類にとって大転換ともいえる美術品の複製問題で、「オリジナル対コピー」という使い方をします。

従来心配された「コピーが引き起こす混乱」の結末は、世の中にコピー品が安価に普及して、その代わりオリジナル品が高値になる形で、コピーが勝利しています。歴史上、版画と写真は勝利しましたが、近年さらに次のファイターがひかえているんです。

デジタル版画がそうで、絵画複製法で作られた最新世代のアートです。具体的にはジクレー、電子版画、CGアートなど、インクプリンターの印刷物です。版画業界はそれらを真物美術に定義しましたが、ここでオリジナルの語が出てきます。

原稿がCGだったら「オリジナル版画」で、油絵だったら「非オリジナル版画」に分かれるんですよ。理由はCG原稿は無形で、油絵原稿は有形だから。つまり、印刷しないと絵が取り出せないものと、印刷以前からブツがあるものの違いです。

突然Tシャツに話が戻りますが、プリントTシャツも版画です。ステンシル、シルクスクリーン、アイロンプリントから、最近はTシャツプリンターのデジタル方式が増えました。でも実用品に加えた装飾なので、厳密に分類すれば美術版画というよりは、やっぱり衣類に落ち着くでしょう。

こちらの絵にはグラデーションがあるので、シルクスクリーンでは難しく、デジタル版画方式で作られます。


製品写真
小さな時間06 バッタ (おもしろいTシャツの店 デザインの詳細と製品

テーマ:Tシャツ - ジャンル:ファッション・ブランド

【2009/09/08 20:30】 | おもしろいTシャツ | page top↑
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