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お化けと幽霊の違い、唐傘と下駄Tシャツ
お化けと幽霊は何が違うのか、という質問がよくあります。

お化けは妖怪の別名で生き物だけど、幽霊は死に物だとか。お化けは陽気で人が良いのに、幽霊は陰気で人が悪い。お化けは運動会を開く一方で、幽霊はワープできちゃうとか。

両方とも人間がこしらえた架空のものですが、厳密にいえばお化けの主な目的は教育指導で、幽霊の目的はビジネスです。

お化けの代表といえるカッパの場合、川や池で遊びたがる子どもたちに、水難事故の恐ろしさを理屈抜きで伝える方便になっています。カッパにやられた子どもは、現実には昔から一人もいなくて、逆にカッパの話を耳に入れて川で泳ぐのをためらって、長生きできた子どもがけっこういたはずです。

海で泳ぐより川で泳ぐ方が何十倍も危ないわけですが、塩水と淡水の比重(単位体積あたりの質量)の違いを子どもに説明してもわかりませんもの。カッパに引きずり込まれるぞとおどかした方が、子どもは言うことを聞きます。

一方の幽霊はお化けと違って、ターゲットが大人。おはらいの依頼を受けたり、新興宗教への勧誘など、金銭がともなう活動の方便です。開運の壷だとか、とりついた霊を除去して体調を回復する祭事など、心身が連動する人間の特性を利用する一種の不安産業で、お化けよりも大金が動きます。

今では幽霊はテレビ局のドル箱ネタになっていますが、これも視聴率を上げることで大金が動くのは同じです。

お化けも幽霊も文化的な背景があって、カッパは欧米にはいません。カッパに匹敵する欧米の人気お化けのひとつが、デンマーク出身の人魚姫で、今でもいくつかの貴族の城には、人魚の実物コレクションが保管されています。

ちなみに人魚の実物を製造したのは、江戸時代の日本の職人さんです。鎖国の最中に長崎から輸出して外貨を獲得していて、こちらはお化けなのにしっかりビジネスになっていました。

一方の幽霊の文化ですが、日本の寝室でみえる幽霊は、欧米では悪魔に変わっています。もちろんキリスト教が背景だからで、これがまた南アジアでは動物霊になっていたりします。

お化け以上に、幽霊には国境や民族区分があるだけでなく、時代変化も大きくて、世界的な普遍性は意外にありません。たとえば石油化合物のナイロンやビニールの普及途上の頃には、エクトプラズム写真が盛んに撮られましたが、今そんな流行はありません。

ところで、日本のお化け文化は層が厚くて、お化けの名簿や図鑑、それにデジタルデータベースもあるんですね。お化け全般にただようユーモアをみていると、日本産の幽霊よりはお化けの方が、輸出に向いている気がします。


製品写真
唐傘と下駄 (おもしろいTシャツの店 デザインの詳細と製品

テーマ:Tシャツ - ジャンル:ファッション・ブランド

【2010/07/30 13:48】 | おもしろいTシャツ | トラックバック(0) | page top↑
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