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黒とピンクのTシャツ
日本最大級のTシャツ通販店と目されるClubT社が、ついにブラックやダークカラーのTシャツを扱います。これで全てのネット通販大手で、黒シャツを買えるようになりました。

シルクスクリーンなら、白シャツよりも黒シャツは少し高いだけです。でもプリンターで印刷すると、白黒シャツの価格差が大きくなります。理由は、同じTシャツプリンターといっても、黒い布に印刷するタイプは、白インクを備えて着色部分全てをいったん白インクで染める特別仕様だからです。

ではこの特別仕様のプリンターで、ピンクやイエローなど淡いカラーTシャツに印刷するとどうなるでしょうか。実は、色が正確に出て、思ったよりもきれいな絵になるのです。

たとえば、頂上が白い富士山の絵をTシャツに印刷するとします。普通のTシャツプリンターなら、白い部分は何も塗らずに、Tシャツの布の白をそのまま見せます。だからピンクのTシャツに印刷すると、山頂は白くならずにそのままピンクになります。白は表現できません。布のピンクよりも明るい黄色を塗った時も、インクと布色が混じってやまぶき色になってしまいます。

そこで黒シャツ用プリンターを使えば、白い部分を放置せずに、ちゃんと白インクを塗りますから、ピンクの背景に抜けるように白い富士山を描けるのです。でももちろん、価格は高めになります。黒シャツと同じ値段のピンクや水色シャツがカタログに並んでいれば、このタイプになっています。

さて、ここからは難しい話。実はClubT社の黒シャツ解禁で、白インクを使わない従来の白シャツの色も少しだけ良くなります。これは入稿データに透明色の定義を追加するために、CMYKデータをやめてRGBデータを使うからです。

オフィスで使うカラーレーザープリンターも、Tシャツ用のインクプリンターも、どちらもCMYKの顔料でフルカラーを出します。そのため絵のRGBデータは、どこかの時点で必ず分解計算してCMYKデータへと置き換えざるを得ません。どの段階でCMYKに変えてもいっしょな気がしますが、実は違うんです。

書籍などの印刷出版の現場では必ず、前もってCMYK変換したデータで印刷しますが、実はこれが最もひどく色がさめて沈む手順なのです。一度もCMYK変換しないで、最後までRGBのままプリンターに送った方が、色の鮮度の落ち方はましになって、鮮やかな色に出ます。

厳密に書くなら、「ペイントソフトでCMYK変換されたデータをCMYKモードのプリンターに送るよりも、RGBデータをRGBモードのプリンターに送って、プリンタードライバーにCMYK換算させた方が、出る色は彩度が上がる」というわけです。

なぜこんなところを強調するかといいますと、「プロがやっているから一番美しいのだ」と誤解して、つとめてCMYK変換したがるアマチュアが多いからです。特にMacのDTPをかじった人はそういうイメージを持ちやすくて、オフィス内のパンフ作り作業などでよく衝突が起きます。

CMYKで印刷するより、RGBで印刷する方がきれいです。

印刷出版のプロ現場でCMYK入稿が鉄則なのは、少しでもきれいに出す目的ではなくて、スピードが目的です。業界全体で平準化された手順に乗せて、高速輪転機で大量印刷して書店に届ける、その途中で上流に差し戻しするタイムロスを省くには、手動調整しやすい原理のCMYKが有利だったのです。

Tシャツに戻ると、RGBデータを受けつけるプリンターは、ドライバーソフトがCMYK換算やCMYKW換算して印刷します。これは、CMYK変換してから印刷する従来よりも、少しでも色鮮やかな絵のTシャツになります。


製品写真
午後の気がかり01 (おもしろいTシャツの店 デザインの詳細と製品

テーマ:Tシャツ - ジャンル:ファッション・ブランド

【2010/04/20 20:08】 | おもしろいTシャツ | トラックバック(0) | page top↑
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