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ブラックな現代美術Tシャツ
Tシャツの色について、今度は絵ではなく布地の色です。統計では、Tシャツのカラーで1番人気は、もちろん白いTシャツです。2番は黒いTシャツ。

白か黒が背景色だと、絵がはっきり見えます。赤や青が背景の場合は、赤や青自体が主張になりますが、コントラストは下がります。あえて濃度が中ほどの布で、絵をかすませるビジュアル効果もおもしろいのですが、単純にパンチ力を求めるなら白か黒です。

でも白と黒とでは、印象がかなり違います。シルクスクリーンの場合ですが、白シャツだと陽画に見えて、黒シャツだと陰画というか、ネガフィルムのように反転した印象を与えます。これは、シルクスクリーンがベタ塗り画であるせいもあります。

実は、白にも黒にも支障なくプリントできるのは、シルクスクリーンのメリットです。Tシャツ用プリンターだと、黒には印刷できません。紙のプリンターと同じですね。実用域は淡い色の紙だけで、黒い紙に印刷しても絵は成り立ちません。

なぜなら一番明るい顔料は黄色で、それよりも明るい色は、塗り密度を下げて紙の白を利用するからです。紙が黒なら、そこが黒く出ます。第一、白の顔料がないので、結果は試すまでもありません。

ところがTシャツでは黒も人気なので、黒布に印刷する特別なプリンターが少し前に開発されました。いくらか顔料の隠ぺい力を強くしてあり、白顔料も装備します。

さて、その特別なプリンターを使ったとしても、黒シャツ用の絵をつくるには注意がいります。白シャツ用の絵の白背景を透明に抜いただけでは、うまくいきません。以前話題にしたように、背景が明るいか暗いかで、絵の明るさが違って見える現象を計算に入れます。

つまり黒シャツ用の絵は明度を落とさないと、まぶしい感じになってしまいます。ただし、真っ黒い背景で色調整してもダメです。Tシャツの黒は、炭のような真っ黒ではなく、ダークカラーという程度だからです。こちらは逆に、絵を明るめに戻してやる理由です。

もうひとつ条件が入ります。布の黒を脱色するタイプと、白を下塗り(白引き)するタイプがありまして、どちらも地色を完全にはなくせないので、その上に塗る顔料が少し暗く見えます。これも絵を明るめに戻す理由になります。3つの理由で明度を上げ下げしても、元の絵とは違います。

黒布用プリンターの欠点はコストです。プリンター製の黒Tシャツが割高なのは、布のコストではなく、特殊プリンターのコストのせいです。それもあって、プリンター版の黒を扱わない店があります。それで、カラフルな絵の黒Tシャツは、それ自体がレアになっています。

デザイン側としては、割高ならシルクスクリーンでは作れない、フルカラーを活かした絵を使いたくなります。ここでは、階調が複雑なアートを考え、手がきのキャンバス絵画を黒Tシャツに乗せました。9月5日と同シリーズですが、やはりこうでなくっちゃというマッチングになりました。


製品写真
父と娘02 (おもしろいTシャツの店 デザインの詳細と製品

テーマ:Tシャツ - ジャンル:ファッション・ブランド

【2009/12/04 15:05】 | おもしろいTシャツ | トラックバック(0) | page top↑
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