スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 | page top↑
シンデレラのバレエTシャツ
バレエといえば、一番人気はもちろん『白鳥の湖』ですね。

じゃあ「バレエ音楽」といえば、実はこれも『白鳥の湖』が世評でトップなんです。150分近くもワクワクさせる小曲群の完成度はびっくりで、チャイコフスキーは100年に1人のメロディーメーカーといえるでしょう。実はバレエ台本も、ムゼウスの童話を元に、彼が書いたんですよ。

バレエ音楽から入って、バレエ鑑賞に進む人はけっこういますが、バレエ音楽がすご腕のもう1人といえば、プロコフィエフです。プロコフィエフにも3大バレエがあって、古い順に『ロメオとジュリエット』『シンデレラ』『石の花』。中でも振り付け(踊りと動きの演出)の独自性を競う人気演目が、『シンデレラ』です。

見せ場のひとつは、遅れて到着したシンデレラが、豪華けんらんな会場に驚いた、その次にくる『グランド・ワルツ』という曲。他国の王子たちとシンデレラは順に手合わせし、最後に主催の王子と踊って、恋に落ちるところ。公演が小規模であっても、とてもきれいです。

もうひとつの見せ場は、宴の興がすすんで2人が意気投合し、全員で祝福の踊りとなる『ワルツ・コーダ』。王子が妃を指名するハッピーエンドへ向かってまっしぐら。ところが、突然2人は引き裂かれ、宴はメチャクチャになるんですね。

舞台は暗転し、時計が刻むコチコチ音が響いて、異様な緊迫へ。時を告げる鐘がゆっくりと鳴り始めると、パニックのシンデレラは魔法使いの注意を思い出し、騒然とした会場から逃げ出します。子ども向けの絵本では、ボロ服の少女がはだしで走る石畳を、馬車馬から戻ったネズミもチョロチョロ逃げていました。

バレエの基盤は音楽ですが、プロコフィエフのバレエ曲には特徴があります。まず、とびきりキュートでインテリジェント。何といいますか、胸にくるような愛らしいメロディーを、シャキッと出してくる。かわいらしいのに雰囲気が知的で、お子様向けにならないんです。

バレエ曲『シンデレラ』は、かわいさ、新鮮さ、神秘的な上に、後のサスペンス映画音楽に影響を与えた、現代的な仕掛けが山盛りです。たとえば一定のメロディーが上下動する間に、伴奏の和音が少しずつズレて、全体のハーモニーがしだいに変転するファンタジー感があります。

またメロディーが急に一個だけ半音下がって、当てる和音もガクッと変わるトリッキーな展開がよくあります。事件発生って感じ。こうして曲全体が三次元的にねじれるように変形して、いつしか意外な場所に着いて、「思えば遠くへ来たもんだ」ってなるわけです。

ちなみにバレエのリハーサルは、ピアノ演奏に合わせます。断片的な踊りの練習だと、音楽ソフトは頭出しに手間取るので、専属ピアニストが生演奏します。

この時ピアノで弾く『シンデレラ』には、キャッチーな美しいメロディーのバックで、ギョッとする不協和音の混濁が発生します。ポップスにはない、何かが壊れている感じ。それがオーケストラではいいバランスに聴こえて、恋に潜む不安感情にうまーくマッチするんですよ。

このTシャツは、『シンデレラ』の午前0時で使う舞台美術が元です。ピアノ版の印象どおり荒く分解されています。ポアントで立つアラベスク姿勢あたりが普通なのに、全く違う異端の画。『白鳥の湖』ならここまでメカニカルにはならなかったでしょう。


製品写真
真夜中の柱時計02 (おもしろいTシャツの店 デザインの詳細と製品

テーマ:Tシャツ - ジャンル:ファッション・ブランド

【2009/10/03 10:41】 | おもしろいTシャツ | トラックバック(0) | page top↑
トラックバック
トラックバックURL
→http://xlady2.blog93.fc2.com/tb.php/14-08d5392e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。