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Tシャツアート展と砂浜美術館
「Tシャツアート展」という同名のイベントが、全国にいくつかあります。高知県の『砂浜美術館』が長続きしていて、SINCE1989だそうです。

「ああ、あれでしょ、砂浜にTシャツをあれしてる・・・」。海辺の砂に柱を立て、ロープをたくさん張って、洗濯物のようにプリントTシャツを並べた光景が、すでにトレードマークになっています。青空を背に太平洋の潮風になびくTシャツたちを、お客さんは見上げて鑑賞します。

プリントTシャツをキャンバスに見立てて絵を競うのは、美術的にみると原点回帰的なものがあります。なぜって、現代美術は、絵に物が接着してあったり、モーターでぐるぐる回るとか、人が近づくと音が鳴ったり、造形以外のトンデモで気を引く趣向が多いでしょ。

ついでに、現代美術の困ったパターン。たとえば、ヒキガエルの彫刻が会場の顔役となっていて、観客がドギモを抜かれる・・・見れば高さ7メートル。そりゃ、サイズがドギモですもの。仮に縮小した姿で考えると、形が平凡すぎるなんてザラ。

これがTシャツだと、みんなが30センチ四方で勝負します。音は出ないし、2メートルのTシャツを持ち込む人もいません。説明書でわからせるコンセプチュアル系も無駄な抵抗。現代美術なら真っ先に現れそうな、「絵は内側にプリントしています」式のトンチもダメ。

Tシャツの色を白に限るイベントもあります。こうして、現代美術特有の「世界初挑戦」やら、「あちらの世界でひとり相撲」という唯我独尊的孤高が封じられ、皆が同じ土俵に乗ります。

すると、ある傾向が作品に出てきます。制約が多いほど、心温まる作品が出てくるんですね。制約をなくせばなくすほど、すさんだ作品が出てきます。

Tシャツアート展も、味わい深い優しい絵が多いようです。食べ物でいえば手打ちそばや湯豆腐のような。逆に売り上げを競う商用Tシャツは、きつい感じの絵が多いでしょ。食べ物でいえば、キャンデーやチョコレート、激辛カレーのような。

同じ競い合いでも、アートという語がつくだけで、作風が大きく変わるみたいです。

『砂浜美術館』もまた、町おこしの一環になりました。ゆえに、郷土づくりの推進力や、地場産業につなげたり、名物として広域で定着させるのに、総合プランと総力を要することでしょう。やれそうなことは色々と思い浮かびますが、立ちはだかる難題も色々と思い浮かびます。

湯豆腐がチョコケーキに食われていくかのように、日本の地域社会はもう何十年も、大都市の刺激的な事物に圧(お)され続けました。癒しのTシャツアート展がどう跳躍していくか。すでに海外遠征Tシャツ展とも連携しているという、砂浜美術館を応援しています。(砂浜美術館)(Tシャツアート展の記事

ここで、湯豆腐のごとくインパクトが弱い癒しTシャツをひとつ。砂浜といえば凧あげを思い出しまして、このパンダTシャツを選びました。


製品写真
小さな時間10 パンダの凧 (おもしろいTシャツの店 デザインの詳細と製品

テーマ:Tシャツ - ジャンル:ファッション・ブランド

【2009/09/16 18:10】 | おもしろいTシャツ | page top↑
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