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絶版Tシャツのプレミアム価値
今年はたくさん失敗しました。まず、白シャツ用だった絵を黒シャツに使って、一部のロゴが妙に暗くなった失敗。また、うっかり不透明度をつけたままにして、そこだけ暗く陰った失敗もありました。どちらもアングラ調になってしまって。

ひどいというほどでもないのですが、やはり気になるので、絶版にして絵を差し替えることになります。ついでに、デザインをちょっと変えたりもします。その時点で、わずかに出荷されていた古い方は、非常にレアな存在となります。

前に話に出したエラー切手ならぬエラーTシャツとは、このような理由で早々と打ち切られたボツTシャツがいえるのかも知れません。

ちなみに、いくつかの販売店に供給中のデザインも、同一ではありません。特別仕様は別として、後で供給した絵は微妙に改変したりします。元絵にも別の良さがある場合には、先発の店の分は差し替えないので、店違いのバリエーションが生じます。

ところで、そもそも珍品Tシャツは、後で価値が出たりするのでしょうか。少し前に、オークションで百万円の値がついたTシャツがあったそうですが、どうも漫画家の手がきということです。やはり作者のネームバリューが絶対なのですね。

当店の中心は、現代美術作品を転写した物です。これが将来値上がりするには、3条件が必要になるでしょう。「出荷数が少ない」「後で同じものを作れない」「作品の価値が上がる」。

問題は、「作品の価値が上がる」という条件です。漫画と違って美術の場合は、作品に今の目で好感が持ててはいけません。しばしば指摘される、美術の歴史淘汰のお約束ですね。登場時に、感じの良い秀逸な美術は、消費されて長くは残りませんから。

さて、美術Tシャツにつく2通りのプレミアムを考えてきました。早期絶版となってつくプレミアムと、美術のバリューでつくプレミアム。そこを欲張って、2つともついたTシャツをつくり出せないかということです。

そして、唐突にこのTシャツです。これには初期型がありましたが、1枚出荷された後で、黒シャツ対応時にレンガの形とペンキの濃度と色空間を変えました。同じ版データは原理上存在しません。ポツンと世に出た1枚にプレミアムをつけようと考えて、来年は美術の方で攻めに入るということです。


製品写真
マイドリーム (おもしろいTシャツの店 デザインの詳細と製品
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テーマ:Tシャツ - ジャンル:ファッション・ブランド

【2009/12/24 15:27】 | おもしろいTシャツ | トラックバック(0) | page top↑
ブラックな現代美術Tシャツ
Tシャツの色について、今度は絵ではなく布地の色です。統計では、Tシャツのカラーで1番人気は、もちろん白いTシャツです。2番は黒いTシャツ。

白か黒が背景色だと、絵がはっきり見えます。赤や青が背景の場合は、赤や青自体が主張になりますが、コントラストは下がります。あえて濃度が中ほどの布で、絵をかすませるビジュアル効果もおもしろいのですが、単純にパンチ力を求めるなら白か黒です。

でも白と黒とでは、印象がかなり違います。シルクスクリーンの場合ですが、白シャツだと陽画に見えて、黒シャツだと陰画というか、ネガフィルムのように反転した印象を与えます。これは、シルクスクリーンがベタ塗り画であるせいもあります。

実は、白にも黒にも支障なくプリントできるのは、シルクスクリーンのメリットです。Tシャツ用プリンターだと、黒には印刷できません。紙のプリンターと同じですね。実用域は淡い色の紙だけで、黒い紙に印刷しても絵は成り立ちません。

なぜなら一番明るい顔料は黄色で、それよりも明るい色は、塗り密度を下げて紙の白を利用するからです。紙が黒なら、そこが黒く出ます。第一、白の顔料がないので、結果は試すまでもありません。

ところがTシャツでは黒も人気なので、黒布に印刷する特別なプリンターが少し前に開発されました。いくらか顔料の隠ぺい力を強くしてあり、白顔料も装備します。

さて、その特別なプリンターを使ったとしても、黒シャツ用の絵をつくるには注意がいります。白シャツ用の絵の白背景を透明に抜いただけでは、うまくいきません。以前話題にしたように、背景が明るいか暗いかで、絵の明るさが違って見える現象を計算に入れます。

つまり黒シャツ用の絵は明度を落とさないと、まぶしい感じになってしまいます。ただし、真っ黒い背景で色調整してもダメです。Tシャツの黒は、炭のような真っ黒ではなく、ダークカラーという程度だからです。こちらは逆に、絵を明るめに戻してやる理由です。

もうひとつ条件が入ります。布の黒を脱色するタイプと、白を下塗り(白引き)するタイプがありまして、どちらも地色を完全にはなくせないので、その上に塗る顔料が少し暗く見えます。これも絵を明るめに戻す理由になります。3つの理由で明度を上げ下げしても、元の絵とは違います。

黒布用プリンターの欠点はコストです。プリンター製の黒Tシャツが割高なのは、布のコストではなく、特殊プリンターのコストのせいです。それもあって、プリンター版の黒を扱わない店があります。それで、カラフルな絵の黒Tシャツは、それ自体がレアになっています。

デザイン側としては、割高ならシルクスクリーンでは作れない、フルカラーを活かした絵を使いたくなります。ここでは、階調が複雑なアートを考え、手がきのキャンバス絵画を黒Tシャツに乗せました。9月5日と同シリーズですが、やはりこうでなくっちゃというマッチングになりました。


製品写真
父と娘02 (おもしろいTシャツの店 デザインの詳細と製品

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【2009/12/04 15:05】 | おもしろいTシャツ | トラックバック(0) | page top↑
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